勤めていた会社は、従業員が50名程度の教育関連会社です。過去に勤めていた会社ですが、上司との関係で困った立場に立たされたことがあります。
Mさん(50歳・男性)の体験談
直属ではない上司に飲みに誘われ
私の勤めていた会社には、私の直属のA上司と仲の悪い、別の部署のB上司がいました。ある時私は、そのB上司に飲みに誘われました。その中で、私の直属のA上司に対する批判が始まり、それはかなりヒートアップして悪口にまで発展していきました。どうやら飲みに誘ったのも、これが言いたいためもあったようです。二人の上司間でどのようなトラブルがあったのかは知りませんが、その悪口に同意を求められたので、私は困ってしまいました。うなずくわけにもいかず、しかし多少は賛同しなければ相手は不機嫌になるかもしれず、どうしようか迷いました。
実は以前にも、私は同じような出来事にあったことがあります。相手は違いますが、その時も私の直属のA上司の悪口になりました。思わず私は、相手の機嫌を取るために直属のA上司の悪口を言ってしまったのです。その相手がおしゃべりな人で、私が悪口を言ったことがA上司に伝わって、「俺のことを嫌っているらしいな」とA上司から言われた経験があります。この時は別に深刻なことにはならず、上司も笑っていましたが、このような経験があったので、今回は変に同意するのはまずいと思いました。
その場を乗り切ったが、まさかの異動先
話に乗らなかったので、相手が一方的に話す感じになりました。
これは特に問題なく終わったのですが、その後何年か経って、どういう巡り合わせか、私は今度はその悪口を言っていた別のB上司の部署に配属されることになったのです。その部署に配属されてから、また以前のA上司の悪口を聞かされました。その時は自分がその部署の一員になっていたこともあって、思わず悪口に同意してしまったのです。しかし何か自分自身の保身の態度がものすごく嫌で、自己嫌悪に陥りました。しばらくしてから前のA上司と飲みに行く機会がありました。
悪口を言うことで一番傷つくのは
その時に私は、今のB上司の悪口を言ってしまったのです。幸いその悪口は今の上司に伝わることはありませんでしたが、再び自己嫌悪になり、とにかく悪口からは離れるべきだと思いました。その悪口が相手に伝わるかどうかというよりも、その都度調子を合わせている自分自身にすごく自己嫌悪を覚えるからです。それに悪口に賛同したからといって、別に好かれるわけでもなく、実際私は上司から好かれることも特にありませんでした。
職場ではこのようなことで自分の立ち位置に困ることがあるので、職場の人間関係は時にややこしいことがあるものです。
管理人と仲間達から一言
A上司、敵が多いみたいね。
悪口はいけないけど、仮にA上司に問題があった場合、現状を共有することも大切。このB上司の場合、ただの愚痴好きに見えなくもないけど。