今の職場でまともに仕事ができていますか?
「職場の人間関係のせいで仕事に集中できない」
「業務内容が単純で、仕事に身が入らない」
「そもそも自分が何をしたいのか、わからなくなっている」
「とにかく会社がつまらない」
この記事にたどり着いた方は、このような悩みを抱えているのではないかと思います。モヤモヤと終わりの見えない悩みが続き、将来への不安ばかりがつのっていく日々…。
結論からいいますと、この悩みを解決するコツがたった1つあります。それは、
ことです。
そこに気づいて行動すれば、必ず自分がやりたい仕事ができる環境は作ることができます。
今回は人間関係の悩みを抱えるあなたのための、自分にとって働きやすい職場を作る方法をお伝えします。
- 職場の人間関係のあるべき姿がわかる
- 自らの手で「働きやすい職場」を作る方法がわかる
- 自分がやりたい仕事のヒントが見つかる
- 「見切るべき職場」がわかる
- 「見切るべき職場」から逃げる方法がわかる
目次
職場に潜む危険な人間関係は「仕事」で解決できる
今あなたの周りには、仕事人として尊敬できる人・見本にしたい人はいますか?
もしほとんどいないということであれば、注意が必要です。特に性格が悪すぎるメンバーや、仕事が出来ない上司に囲まれていたら、それは非常に危険な状態と言えます。
なぜなら、その環境では、本当の仕事ができないからです。
そもそも会社とは仕事をするための場所。あなたがする「仕事」の質は、あなたの「市場価値」と言えます。
つまりこの価値が高い人ほど需要があり、転職の際も選択肢や給料の幅が広がります。
仕事の質が追求できない職場にいると、数を重視した誰でもできる作業ばかりになり、あなた自身が「その会社だけでしかやっていけない専用の兵隊」になる恐れがあります。
今のままでは、他の会社で通用しない人材になる可能性があることを、理解しましょう。
これは、危険性のほんの一部です。職場の人間関係が最悪なせいであなたが失うものを、以下の記事に具体的にまとめています。
職場の人間関係に求められるのは、仕事が滞りなく行える関係性です。もちろん馴れ合ったり友達を作る場所ではありません。なにごとも「仕事」を中心に考え、必ずそこからブレないようにしましょう。
相手を変えない、環境を変える
しかし、ここでさらに注意が必要です。人間関係が最悪だとわかったら、人はその相手を変えようと考えてしまいがちです。
この考え自体が間違っているわけではありません。このサイトの中で繰り返しお伝えしているとても大切な事実は、人は簡単に変えられないということです。
他人にできることは、「変えるきっかけ」を与えることだけで、変わるかどうかは本人次第です。完成された性格と思考は、職場の仲間がどうこうできるレベルではないのです。
職場の人間関係を良くする考え方については、こちらでも詳しく解説しています。
>>関連記事:職場の人間関係を良くする3つの考え方
相手を変えられないのなら、どうしたら良いのか。
それは、
ことです。
「環境を変える」という言葉には転職や独立も含まれます。もちろんそれも選択肢の一つですが、この記事で強くおすすめしているのは、今働いている職場環境を変えるということです。
※中には今すぐその職場を離れるべき人もいます。詳しくは『今すぐその職場と縁を切るべき3つのケース』へ。
例えば雑談ばかりしている同僚がいるなら、その同僚を変えるために試行錯誤するのではなく、ムダな雑談がしづらくなる環境を目指すいうことです。
そんなの人を変えるより難しいよ!と怒られるかもしれませんが、想像しているより難しい話ではありませんし、ここに労力をかけるだけの価値はあります。なぜなら、この労力が自分のスキルになるからです。
その詳しい理由は後ほど、『【ステップ2】環境を変える実力をつける』の中で詳しく解説しています。
具体的なステップに入る前に、理想の職場について理解を深めていきましょう。
あなたにとって「働きやすい職場」の答え
ではそもそも、あなたにとって目指すべき働きやすい職場とは一体どんな職場でしょうか。ここでももちろん「仕事」を中心に考えます。
結論から言うと、それは「やりたい仕事ができる職場」です。
やりたい仕事ができる職場とは、
- 自分自身が成長できる
- 社会貢献ができる
- 適正な給与がもらえる
以上の3つを押さえた上で、
- 正しい人間関係
- 快適な労働環境(ワーク・ライフ・バランスの実現)
が提供された職場のことです。
「自分も会社も成長しながら社会にも貢献でき、ストレスが少ない人間関係の中で、プライベートを大事にできる環境」。これが現代において理想の働きやすい職場と言えます。
価値観は人それぞれなので、すべてが完璧に揃っている必要はありません。とにかくお金を稼ぎたい、自分を犠牲にしてでも誰かのために働きたいなどの強い想いがあれば、そちらが優先されるので、基本的にほか項目の満足度は下がるでしょう。
ただし、人生100年時代と言われる今、年々労働期間が長くなることを考えると、これらのバランスをうまく取ることはとても重要です。
今の環境が理想とズレすぎて途方もなくなっているかもしれませんが、ご安心ください。僕も同じでした。しっかり手順を踏めば、現状を変えることができます。
とにかく「仕事」を中心に考える。そこは忘れないようにしましょう。
働きやすい環境にするための3つのステップ
【ステップ1】心の基礎体力を作る
どんな行動を起こすにも、心の基礎体力が必要です。心に余裕がなければ思うように動けません。精神が限界の人に「頑張れ」という人を見かけますが、これは大きな間違いです。
精神はコップのようなもので、水を注ぎ続けるといずれ限界に達します。そしてヒタヒタになったコップを動かすと、水はこぼれてしまいますよね。精神も同じように、無理に動かすと崩れてしまいます。
具体的には、仕事以外の人間関係である、友達や家族を大切にすることが効果的です。人の悩みは人の温もりが解決してくれるからです。
それすらも億劫であるならば、プライベートで趣味に没頭したり、自然に触れたり、漫画を読んだりして、心を落ち着かせましょう。
例えばこの記事のように、「事実」を知ることも冷静になれる一つの手段です。
こうして働きやすい環境づくりのための心の基礎体力を確保します。
どうしても心に余裕が持てないという方は、次のステップに進まず『3.精神的に限界』まで飛びましょう。
【ステップ2】環境を変える実力をつける
働きやすい環境を作るためには、仕事に集中し、あなた自身の会社員としての価値を上げる必要があります。
会社員は、会社に労働という「価値」を提供して、それに応じた給料を受け取ることができます。この「価値」を上げれば必然的に、給料も上がり、会社にとっての重要度も上がるというわけです。
今あなたがすべきはこの価値を上げること、つまりビジネスのスキルを上げることです。
ここで注意すべきなのは、あなたの上司が仕事に対してどういう姿勢なのか知ることです。もし仕事ができない上司なら、あなたにはスキルを上げるためのトレーナーがいないということになります。
その場合、今の職場の仕事に全力で取り組むと同時に、社外でビジネススキルを上げる必要があります。
今はとても恵まれた世の中です。読書はもちろん、オンライン学習、コミュニティにYoutubeなど、パソコンやスマホがあればその場で学習ができてしまいます。
>>関連記事:実際に部下育成で活用した、おすすめの学習法はこちら(準備中)
可能なら同時に副業することを検討しましょう。自分の特技を活かしながら、新しいスキルも手に入れ、本業のレベルも上がり、お金も稼げて、一石三鳥です。
今はVUCAと呼ばれる明日が予測できない不確実な時代。
会社だけに依存せず、個人で生き抜いていく力が必ず必要になります。スキルアップはもちろんですが、副業をやらない理由はありません。
また、自分に力がついていくと心に余裕ができ、周りが冷静に見られるようにもなります。人間関係の悩みから解放されるためには、実力は必須です。
スキルアアップは、簡単にはじめられる上に効果が抜群で、得しかありません。環境を変えるための特効薬なので、今すぐ始めましょう。
具体的に何から始めたら良いかわからないという方のために、関連記事作成中です。最初はあなたの職種に関わるスキルと、クリティカルシンキングなどのすべてのビジネスで通用するスキルがおすすめです。
>>関連記事:実際に部下育成で活用した、おすすめの学習法はこちら(準備中)
【ステップ3】周りに味方を作る
あなた自身の仕事に対する考え方や、仕事に向き合う姿勢が変わったきたら、味方を増やしていくフェーズに入ります。
会社の方針にしっかり沿っている人、仕事に真剣に向き合っている人、周りから信頼されている人、そういった「正しい人」を見つけましょう。
「正しい人」は、同じく正しく仕事をしている人に敏感です。常に同じ想いで仕事をする仲間を求めていますし、それがマネージャーなら会社を担ってくれる世代を探しています。ステップ2のように、社外で力を付けようとするような意欲のある社員を、特に重宝します。
アプローチとして手っ取り早いのは「相談」です。仕事や人間関係で悩んでいることを、信頼できそうな相手に素直に相談しましょう。
場合によっては、そういった上司の元で働く機会に巡り合えるかもしれません。
注意点としては、悪口や陰口は絶対に言わないことです。噂はすぐに本人まで届きますし、あなた自身の信用がなくなります。
以上の3ステップを習慣化して、同じ考え方の仲間と本気で仕事をしましょう。そうすれば今の仕事の本質が見えてきます。そこから得られる知見こそが、プロの知見です。そこが垣間見えれば、自分がすべきことも見えてきますし、本当にやりたいことがわかってきます。
自分から発する言葉の質も変わり、周りの態度も変わります。それこそが本当の〝信頼〟です。信頼を広げれば、あなたの仕事を邪魔するものは、必ず排除されていきます。
繰り返しになりますが、自分にとって働きやすい環境は仕事を中心に少しずつ作られていきます。過程を楽しみながら、自分らしい働き方を見つけていきましょう。
今すぐその職場と縁を切るべき3つのケース
働きやすい環境づくりについてお伝えしてきましたが、それはこれからご紹介するケースに該当しないことが大前提となります。以下を読んで自分のことだと思ったあなたは、職場を変える努力はせず、今すぐその職場から離れるべきでしょう。それぞれ詳しく解説していきます。
1.会社が仕事を大切にしていない
まずは、会社自体に問題があるケースです。そもそも仕事に向き合うつもりがない企業からは、一刻も早く距離を置きましょう。
決して珍しいことではありません。腐敗した大企業によくある話です。
組織が大きすぎて現場が振り回されるとか、利益を追求することしか考えていないとか、理由はさまざまです。仕事や人を大切にしない会社かどうか、しっかり見極めましょう。
こういったケースは、
- 転職一択
です。
2.自分がやりたい仕事・自分の考え方とかけ離れている
あなたに目標や夢、理念があったとして、いくら努力しても今の職場と自分が交わらないのであれば、すぐに離れるべきです。このままでは、ほぼ間違いなく時間をムダにすることになります。
取るべき選択肢としては、
- 異動願いを出す
- 転職をする
- 独立する・フリーランスになる
の3つになります。
部署移動で希望が叶えば良いかもしれませんが、『1.会社が仕事を大切にしていない』同様、そもそも入る会社を間違えた可能性もあります。自分の状況に応じて、適切な選択をしましょう。
3.精神的に限界
『【ステップ1】心の基礎体力を作る』でも解説しましたが、どんなに楽しくて夢のような仕事でも、精神的に限界が来ていては、必ず上手くいきません。前進すらできないはずです。とにかく今は、なるべく早い退職を考え、心の休息を取りましょう。
一時的な生活ができる貯蓄がない場合でも、失業手当がもらえる可能性もあります。
追い詰められている場合、辞職届すら渡せないという方もいますが、今は退職支援のサービスなどもあります。『退職代行』で検索してみてください。
まずは、自分の身体が何よりも大切です。本気で仕事と向き合うためには、心に余裕を作ることが先決です。
- 今すぐ職場から逃げる
まとめ
- 職場では仕事を中心にものごとを考える
- 仕事に集中して、自分の市場価値を上げる
- 相手を変えず、環境を変える
- やりたい仕事ができる職場を目指す
- 行動するための心の基礎体力を確保する
- ビジネススキルを上げる
- 正しい味方と仕事をする
- 「そもそも自分と交わらない」「精神的に限界」なら即辞めるべき