女性院長のクリニックで働いていました。従業員はみんな女性。そこでは女性ならではの嫌がらせが行われておりました。その中心にいたのが…。
Sさん(28歳・女性)の体験談
働いていて見えてきた、汚い部分
私の職場では、女性特有の嫌がらせが行われていました。その中心となるのが、すべての業務、診察を私のやりやすいように合わせて来なさい!という女王様気質の院長と、思ったことをすべて口に出してしまう看護主任です。
入りたての頃は、教育ということもあり、結構厳しく色々と教えていただきました。また、私の直属の先輩に色々と改善して欲しい部分なども言っていたようです。入りたてということもあり、「私の成長を思っていってくださっているんだ!」と前向きに捉え、認められるように頑張りました。
ですが、日々務めるにあたり、院長も主任も、気分のムラがすごくあることに気づきました。それを自分の中で処理できるといいですが、従業員にあたって来ることが多々あったのです。それも、自分が気に入らない従業員にあたってくる、いわゆるパワハラ。
主任に呼び出されて、ぶつけられた言葉
ある程度、業務に慣れてきた頃には、色々と世間話や、明るい話題でお話をするようになり「認められてきたんだな」と実感しました。ですが、勤務して1年過ぎた頃、また陰口や態度が厳しくなってきました。彼女たちのストレス発散の矛先が私に向いたのです。一時的なものだろうと、耐えてはきましたが、それは私の同期や先輩にも目につくようなかたちで現れてきました。気持ちが落ち込んでいき、ある日きつい言葉を浴びせられました。
それは、看護主任からの言葉でした。院長とのお付き合いも長い主任ですから、もちろん院長の思うことはとても理解できているのだと思います。そこで言われたのが、簡単に言えば、院長はあなた(私)の態度が気に入らない。というもの。
業務はそつなくこなしていて、何か大きな失敗をしていない。ただただ、私の態度が気に入らない。生意気で、上から目線なところが気に食わない。とのことでした。それを、院長直々に聞いた言葉ではないと思います。あくまでも主任の憶測であるかもしれません。
溜まっていた不満が限界を超え…
確かに私は、ついつい余計なことを言ってしまったり、他人を見下してしまうような態度をとってしまうことがあると思います。それは自分でもわかっていましたし、出さないように努めてきました。それでも、そのように言われてしまっては、私はどうすれば良いのかわからなくなってしまいました。その日、帰宅後に主任から謝罪の電話がかかってきました。さっきは少し言いすぎた。がんばっていることは認めるし、今は職員が少ない時期だからもう少し頑張ってみないか。ということでした。ですが、私の心はもうズタズタのボロボロ。その言葉は嬉しかったですが、私はその職場にいることを辞めました。
幸いにも、いくつかの系列病院があるところで働いていたので、異動を申し出ました。転職をする気力もなく、医療関係のお仕事を続けていきたかったので、このような形を取らせていただきました。
今では、陰湿な陰口や嫌がらせもなく、楽しく働けています。今度は院長が男性のところにしました。男性は、理由がなく起こることはないと思ったからです。それでも、ダメだったら私には医療関係が向かないのだと思い、退職する気持ちでいまは働いています。
管理人と仲間達から一言
真っ直ぐ伝えたところで変わらないという意見もあるかもしれないけど、歪んだ愛は歪んだ形でしか伝わらないものだよ。