上司からのパワハラ

K.Nと申します。現在35歳でIT関連の仕事をしています。20台後半のIT業界の正社員の時、人間関係や仕事でつらい経験をしました。

K.Nさん(35歳・男性)の体験談

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引き継ぎや細かい説明は一切なし、専門用語だらけで悪戦苦闘

直属の上司Aは100kg位の肥満体で、他の先輩もそれに似た状態です。

入社当初から難解な資料を手渡され、上司Aからは「これ読んどいて」の一言だけしか言われませんでした。周りの社員たちもその会社特有の専門用語ばかり使うので意味が全くわかりません。何をすればいいのかさえよくわからないのです。

上司Aや先輩達は無口で、毎回「これくらいわかるだろ」的な態度をされました。恐る恐る訊いても、やはり専門用語ばかり使うので、内容が入ってきません。メモをとろうとしても、知らない言葉を早口で言うので意味がわからず、記録されているメモを確認しても、昔の草書体の文字なので読めない有様です。

わけがわからずパニックの連鎖…どんどん深い穴へ

それでも、必死でいろいろな社員の方に訊いてまわって、やっとやることが少しずつわかってきた…そんな状態でした。なので、指示されたことをやると、全く見当違いのことをしてしまうことも日常茶飯事でした。その時は、自社の社員の方からも、出向先の社員の方からも怒鳴られ、なぜそのようなことをしたのか問い詰められました。私の脳の中はパニック状態になって、誤ってOSの起動システムを壊してしまうこともありました。その時復旧に10時間以上時間を要し、周りの人にさらに迷惑をかけてしまいました。

仕様書に見当違いなことを書いては怒られ、直属の上司Aには、なぜこう書いたと聞かれ、またなぜこうなる、なぜこうなると「なぜ」の拷問を受け、ストレスで頭がおかしくなり始めました。

理不尽な仕打ちと労働環境

社風としては、挨拶はまったくしない、出社時間に遅れてくる人はほとんど全員といっても過言ではありません。中には、勝手にお昼から来る人もいます。上司Aもその一人でした。でも、私が遅刻した時には、Aからこっぴどく叱られ、理不尽さを感じました。

また、毎日の勤務時間が時計一回り以上するのが日常茶飯事でした。帰りは終電で、朝は早朝出勤の繰り返し。月100時間残業が当たり前でした。今でいえば、過労死ラインですね。さらに給料は、下請けの下請けの下請けの……でしたので低く、サービス残業が当たり前でした。

上司Aの指示と他の先輩の指示が矛盾していることに気が付いた時には、再度上司Aに相談しましたが、「なぜ、そんなことを聞く、死ぬ気になってやれ」など無茶苦茶なことを言われ、本当に無茶苦茶なことをしてしまったことを覚えています。

また、例えばデバッグ(プログラムのバグを見つけ、修正すること)などを行うとき、比較的簡単な作業はすぐに他の方に取られ、自分に残ったのは時間や手間のかかる作業ばかりでした。私は当時仕事を覚えたてでもあったので、時間がすごくかかってしまい、上司Aから「まだ終わらないのか。早くしろ。」と怒鳴られ、状況を説明すると、「お前は馬鹿だからそんなことをやっているんだろ」とさらにパワハラのシャワーを浴びました。

それでも、2年間我慢して、その会社で働けたことは、貴重な体験でした。

管理人と仲間達から一言

ショウ
うーん…タイトル通り、絵に描いたようなパワハラの数々…。本当にお疲れ様でした。
サキ
私なら引っ叩いちゃうかも…。
タカギ先輩
教育環境が整っていない職場の典型だね。
その上司や先輩も、同じく理不尽な扱いを受けてきたケースだと思う。こういった悪循環を断ち切るのは、とても難しいのが現状。

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