職場のSNSトラブル

こんにちは、ショウです。

Facebook、LINE、Twitter、Instagram…SNSは生活の一部になっていると言っても過言ではありませんよね。僕も幾つか使ってます。

今回は、友人や家族とは違う職場の人間関係の中で、正しいSNSの距離感やトラブルが起こった時の心構えをご紹介します。

ショウ
タカギ先輩はうまくSNSを使っていそうですね。
タカギ先輩
うん、特に問題なくやっているよ。主にFacebookだけど。
サキ
Twitterは絶対会社の人と繋がりたくないかも。変なこと書いてるわけじゃないんだけれど…。
ショウ
わかる。
タカギ先輩
Twitterは簡単につぶやけてしまうから、社会人としての付き合いの中では要注意だね。
 

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あなたのSNSは職場に監視されている?

会社からの監視
さっそく物騒な見出しですが、とても重要な、前提のお話をします。

1つ質問ですが、「個人のSNS=完全なプライベートの世界」だと言い切れるでしょうか。残念ながらそれはNoです。たとえ繋がる人を承認制にしていたとしても、全く別の名前でアカウントを作成していたとしても、それは100%プライベートの世界とは言い切れません

もしあなたがSNSを、完全に隔離された空間だと勘違いしているのならば、以下に目を通してみてください。

会社にはあなたのアカウントをチェックする権利がある?

結論から書くと、チェックする権利なんてものはありません。

ただし、経営者には会社を経営する権利、維持するために管理する権利があります。例えば会社側が社員の服装や髪型に口を出すように、会社には「そのブランドを守るための最低限のルール」を作る必要があるのです。

そうしないと会社は維持できませんからね。

現代において、そのルールはSNSにも及んできています。プライベートのことに口を出すのか?と不満に思われるかもしれませんが、SNSの場合そうも言っていられないのが現状です。

一番有名な例で2013年。アルバイトがSNSにふざけてアップした、不衛生な写真が大きなニュースになり、その店舗は閉店にまで追い込まれました。今や「拡散」のパワーを甘く見ている人も少ないと思います。

もちろんSNSの問題は、このような炎上騒動に限りません。今は口コミの時代。立場が弱い者(社員)が書いた言葉は、真偽にかかわらず世間の同情を買い、印象が作られていきます。誰か一人が書いた会社への不満が、会社に負のレッテルを張る行為になることだってあるのです。

良いか悪いかは別として、会社のコンプライアンスを守るために、会社側がチェック体制を持つことは、不思議ではないということです。

社用PC、スマホ(携帯)でSNSを閲覧するとバレる

これは企業各々の体制によりますが、会社で配られているパソコンやスマートフォンでSNSを閲覧してしまうと、アカウントの特定や、最悪の場合投稿内容までバレてしまう恐れがあります。

閲覧履歴を削除すれば良いという問題ではありません。監視システムやソフトを入れれば全てが筒抜けなのです。アプリのダウンロード、閲覧履歴もすぐわかります。モニタリングですら、難しい技術ではありません。

そもそも、会社の所有物を個人目的で利用するのは、常識的に考えて良くないことです。SNSに限らず、仕事目的以外の使用は絶対に控えましょう。

タカギ先輩
実際私も社内のネットワーク管理者から、「この端末の人が、このURLを見ています。どうしましょう。」と相談を受けたことがあります。かなり生々しいですよ。

社内のWiFiを利用してもバレる可能性あり

自分のパソコンやスマートフォンを、会社のネットワーク機器を経由してインターネットに接続していませんか?実は会社の有線LANはもちろん、無線LANには履歴が残せます。

こちらも企業の管理体制によりますが、URLぐらいでしたら簡単にチェックできてしまいます。そこからSNSに辿られる可能性は、十分考えられます。「社内にいる間、会社のWiFiを借りている」という方は要注意です。

SNSは見られている前提でいること

ウチの会社は遅れてから平気…という話ではなく、監視する可能性があること監視できる技術が世の中に揃っていること、を心に留めていてほしいのです。

例えばSNSの設定を『知り合い以外閲覧不可』にしていた場合でも、本気になればダミーのアカウントを作り潜り込むこともできます。有名人がLINEアカウントを乗っ取られて内容を晒された例もあります。知り合いが密告する可能性だってあります。

常に会社の人に見られていることを大前提として、SNSと向き合うべきです。

職場の人とのSNS、悪口や愚痴を書いた、書かれた

SNSで悪口
プライベートの人間関係と職場の人間関係の大きな違いは仕事が関わっているかどうかですよね。

プライベートでも相手を悪く言うことは、決して良いことではありません。そこに「仕事」が絡むとなると、尚更です。

相手を悪く書いてしまった

既にあなたが、会社の誰かを悪く書いてしまっているとしたら、まずは即刻削除してください。

書かなければやっていけない状況に追い込まれてしまった…という事情も必ずあるでしょう。もちろん言い分はあると思います。仮に言い分が正しいほど、正々堂々とぶつかるべきです。

しかし発信をしてしまうと、内容に関わらずあなたの分は非常に悪くなります。一言で言うと「損害」に繋がるからです。

職場のSNSトラブルで発生する「損害」

トラブルが起こった場合、当事者同士だけの問題では済まされません。

まず、トラブルが起こっている間、仕事が滞ります。その被害を受けるのは会社です。さらに会社の悪い噂が広がり、企業イメージを下げ、売上げに影響する可能性もあります。

人間関係が良くないということで、その企業への採用希望者が減ることも予想されます。そもそも相手は友人ではないので、名誉毀損まで話が大きくなったとしても大袈裟ではありません。

 
何よりこのサイトで言いたいのは、あなた自身の居場所を失ってほしくないということです。

「裏でコソコソ、汚い言葉を使っている人」という印象は、一度ついてしまうと簡単には拭えません。そうなると必ず肩身の狭い思いをすることになり、仕事もどんどんしづらくなります。信頼を失うことこそが一番の損害と言えます。

 
繰り返しますが、どうしても黙っていられない不満がある場合は、直接話し合うのが理想です。

直接が難しいなら、信頼できる上司に相談するなど、自分の領域を少しずつ広げるイメージで言葉にします。間違ってもSNSへの発信はやめましょう。

悪口を書かれてしまった

逆に、SNS上で自分の悪口を書かれてしまった場合、どうすれば良いでしょうか。まずは、その相手があなたにとって、どんな人なのかを見直してみてください。

今後仕事をする上で、重要な立場にいる上司でしょうか。それとも全く支障のない同僚でしょうか。関係を修復したい相手かどうかで動き方は変わります。

 
悔しいですが、基本的には見ない、気にしないが最善です。相手が勝手に立場を悪くしているだけですし、関わると同類扱いされてしまいます。

ただし、あることないこと書かれ、あなたの心象を悪くしてしまう恐れがあるとしたら、それは黙っているべきではありません。証拠を残し、事実を上の者に伝えるのがベストです。

喧嘩の延長だと思われないよう、書き込み内容とその書き込みで会社にどのような損害が出るかしっかり把握した上で、相談するようにしましょう。

 
また、どうしても相談するのは難しい…ということであれば、長期戦にはなりますが、自分の立ち位置を相手より上げる努力が必要になります。つまり自分の信頼を強めるのです。

普段から挨拶を欠かさず、仕事に向かう真面目な姿勢が周りに伝わるよう心がければ、誹謗中傷も自然と鎮火していきます。

もし関係修復をしたい相手であれば、なぜそのような書き込みをされるに至ったかをきちんと把握し、直接話し合います。

修復の場合は、誠実が鉄則です。何かの間違いや誤解、いじめということでもない限り、こちらにも何か非があったのだと考えなければいけません。素直に受け入れること、必ず直接話し合うことが解決への近道となります。

 
もちろんそれでも、丸く収まらないケースが大半かもしれません。ただ、いくら気まずくなろうとも、話し合うことに意味があります。

コミュニケーションを交わさずに距離を置くのと、交わした上で距離を置くのとでは雲泥の差が生まれます。是非、対話を恐れないでください。

職場からSNS禁止と言われた、そんな権利あるの?

禁止されたSNS
基本的にSNSというものは、プライベートのものです。

「本日から週末に友達と会うのは禁ずる!」と命令することができないように、会社側からプライベートの個人アカウントに禁止令を出すことは、限りなく不可能に近いでしょう。

ただし、社内規定を一度ご確認ください。この記事の冒頭でお話ししたように、会社が予防線を張っていることは十分考えられます。

 
例えば「SNS上に、弊社の機密に関わる内容を記述しない」など(これは当たり前のことですけどね)、規定に明記されていたとしたら、それを破った場合不利になることが予想されます。

また、業務時間内のSNS利用を禁止することはできます。これは仕事中にネットサーフィンをしてはいけないのと、同じ理屈です。禁止云々に関わらず、自分の働きやすい環境を目指すのであれば、イメージの悪い行為はなるべくやめましょう。

教えたくない!SNSと職場の苦手な人達

繋がりたくない
正直友達でもない人と繋がるのは、苦痛に感じると思います。逃げ切れれば良いですが、繋がりを大事にする社風の場合、それもなかなか難しい。

ここは仕事の一環だと割り切り、LINEやLINEグループのような、業務効率化に繋がるSNSにはなるべく参加するようにしましょう。

 
実際のところ、プライベートの時間まで侵食されてしまうので、気が滅入る場面もあります。それでも、自分が社風を作る立場でない以上、最低限の付き合いは必須です。

これも、仕事を円滑に進めるための業務の一環なのです。間違っている、変えたいと思っているのであれば、土台作りをした上で行動しないと、「ただの自分勝手な人」扱いになってしまいます。

 
特に人と人の関係は、礼儀さえ守ればほとんどのことは許されます。引っ越した先でご近所に挨拶をするのと同じように、せめて入口だけでも相手の歩調に合わせることです。

煩わしければ徐々に消えていけば良いので、いきなりの完全拒否は得策とは言えません。何でも相手に合わせるということではなく、マナーとしての距離感を保つことです。

まとめ

  • 会社には、個人のSNSを監視する理由がある
  • SNSは会社の人に見られている前提で利用する
  • 社用PC、スマホを私的に使わない
  • WiFiに接続すると履歴が残る
  • SNSに悪口や愚痴は書かない
  • 悪く書かれても基本はスルー、ただし影響力がある場合は対応する
  • 業務時間内はSNSをしない
  • 会社の人とSNSで繋がりたくなくても、最低限の礼儀はわきまえる

いかがだったでしょうか。なるべく仕事とプライベートは切り分けたいと思うのが、一般的な考え方だと思います。

ただ、業務を中心に考えた場合、会社の人との飲み会がなくならないように、その境目が曖昧になってしまうことは必ずあります。SNSもその1つで、仕事だと完全に切り離すのは難しいのが現状です。

ついプライベートな気持ちになると思いますが気を抜きすぎず、常に誰かに見られていると思って、マナーを守りながらSNSを活用しましょう。

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