30代前半専業主婦Hと申します。以前店長として働いていた職場の人間関係をお話しします。
Hさん(30代前半・女性)の体験談
扱いづらい年上の部下
私の前職はショップの店長で、5名のシフトを回していました。スタッフは20代~30代の女子ばかりでしたが、みんなサバサバしていて働き安い職場だと思っていました。しかし、人間が5人も集まれば大なり小なり必ず問題が発生します。
私の職場の問題は、一番歳上(30代後半)でプライドの高い副店長Kさんが、いつも厳しくスタッフに指導しすぎることでした。私の立場は店長ですが、そのKさんが個人的にとても苦手で、かなり扱いづらかったです。立場上、スタッフからその人に対する相談を受けることがあり、その都度、やんわりと注意をしていました。私は本来の性格上、あまりはっきり注意をするのが得意ではないのですが、仕事と割り切って嫌われる覚悟で注意をしていました。
しかし、そんな苦労も実らずその人にとっては余り効き目が無かったように思います。今思えば、板挟み状態でした。改善求めるスタッフと、指導を受け入れてくれない年上のスタッフとの間で、解決策を見い出せずにいました。
スタッフ達の不満…、店長としての信用を失う
次第に、他のスタッフが私のマネジメント(歳上の人の注意や改善)に不満を持ち始め、本社の課長に相談をしていました。しかも私の休日の時に代表者が電話をし、全員の意見というように言っていたそうです。
年に数回、本社から課長が訪れ面談をするのですが、その時にその事実を聞きました。私はかなりショックを受けました。その時は自分に不甲斐なさを感じましたが、次第に誰も自分の気持ちを理解してくれないと考えてしまうようになりました。
その問題の副店長Kさんは課長に忠告を受け改善してくれるかと期待しましたが、結局お店で働きづらくなったのか、数回にわたり話し合った結果、辞めてしまいました。Kさんがいなくなったことで円満解決…とはいかず、私もスタッフに対する不信感が残り、接しにくくなってしいました。できれば、直接私に本当のことを話して欲しかったです。
消えないわだかまり、人との距離が怖くなる
その後半年が経ち、課長へ連絡したスタッフも別の仕事を見つけたと言って辞めていきました。私と同じ年齢でしたが、私との上下関係がやりにくいのか、やり方が気に入らないんだと感じました。私はさらに自己嫌悪に陥ってしまい、その後入って来る新人さん達にも余り深く関わらないよう、距離を置くようになりました。でも周りから見たらそんな風には見えてなかったと思います。誰にも気付かれないように取り繕っていたからです。正直、その頃から段々と仕事を辞めたくなりました。周りからどんな風に思われているか気になって仕方なかったからです。
そして遂に私も一年後にその職場を辞めてしまいました。私がもっと精神的に強かったら良かったのでしょうが、その時の私には無理でした。職場の人間関係では、年齢層もかなり重要だと身をもって教わりました。もし私が他のスタッフより少しでも歳上だったら、私の指導や話しも受入れやすかったのではないかと思います。
その職場を離れてかなり経ちますが、私の中には良い教訓となっています。
管理人と仲間達から一言
味方がいない状況は本当に辛かったはず、僕もそんな状況だと人と距離を置いちゃうだろうな。